イギリス留学と旅と写真と。

女子大生が日常で感じたことを綴る日記。トビタテ留学/旅/大学

見るべき、The Flowers of War

昨日、ポーランド人友達お勧めのThe Flowers of Warを見ました。

その映画が衝撃すぎたので、記録しておきたいと思います。

残酷できつい映画だけど、すごくおすすめしたい映画。

私個人、特に日本人としての感想です、個人的主観大いにあり、ネタバレ少しあるかもしれません。

 

金陵十三釵 (The Flowers of War)

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日本語題でなんだろうとググって見たら、日本では未公開らしい。

 

金陵十三釵』(きんりょうじゅうさんさ)2011年公開の中国映画張芸謀チャン・イーモウ)監督作品。日本未公開。南京事件を題材としたノンフィクション作品で、中国映画史上最高額となる製作費6億元(約78億円)を投じた超大作であり、2011年の中国の年間総興行第1位(約71億円)と大ヒットし、中国社会に大きな影響を与えた第84回アカデミー賞外国語映画賞中国代表作品。Wikipedia より>

日本人役では俳優の渡部篤朗さんなども出演しています。

 

そーなんです、これ、中国の映画。

日本人の誰もが知っているであろう南京事件の時の話です。

友達から見ようと言われた時、まあ戦争の話だからある程度きつい場面もあるだろうと思っていたけど、予想以上でした。

初めから終わりまでずっとしんどい、恐ろしかった。

2時間半くらいある長めの映画でしたが。笑

 

完全に中国映画のため、中国人目線が描かれています。

 

 

"被害者"である中国人目線のため、日本人の描かれ方は、本当に人権無視の残虐な人種のよう。

それがすんごい怖い。

日本で未公開なのが納得できる。公開していたら、いろんな意味ですごい影響あっただろうし、問題にもなっていそうだなと。

それくらい、日本人の描かれ方が、半端なく残酷。

日本人の私でさえ、これ見たら日本人が怖くなる。(個人的に)

少しネタバレになるのかもしれないけど、

戦争での戦い方、中国人への扱い、虐殺、レイプ。

個人的感想になるけど、日本人兵士が本当に猿みたいに描かれていた。(失礼かもしれないが)

あまり頭を使わない戦略で、集団戦略。

女性を見つけては、動物のように群がる、たとえそれが13、14歳の少女たち相手であっても。

 

 

それに反して、中国人は美化されて描かれていたように思う。

特に兵士。

効率よく敵を攻撃する、賢いやり方で攻撃する中国人兵士達。

日本の神風特攻隊のように自分を犠牲にして最後は敵の数を減らすための死に方を選ぶ兵士たち。

最後の最後まで、少しでも敵を攻撃し数を減らす努力をし、国のために戦う兵士。

最後の一撃を日本人に許しても、その一撃で自分と共に何十人もの日本兵を死傷させられる罠を用意して敵を待つ兵士。

 

それと、中国人娼婦たち。

すごい綺麗に描かれいて、誇張され過ぎ感はある。

最後に、英雄的行為につなげたのも美化され過ぎ感があるなあと。

 

この映画、中国では大ヒットしたらしいから、すごい影響力があったに違いないと思う。これを見た中国人は、必ずと言っていいほど、日本のことが憎く感じるだろうなあと。日本人である私ですら、恐ろしくなったほどだもん。

実際に、ある中国人女性歌手はこの映画を見た後、中国版ツイッター的なソーシャルメディアで、日本を罵倒するような書き込みをしたらしい。

まあ、愛国心の持った中国人、ましてや女性だとそう思うのも仕方ない気がしました…。悲しいけどね、日本人としては。

 

ポーランド人の友達もまたきっと全く捉え方をしてるんだろうなあと思っていました。

 

なんか普通に欧米の戦争の映画も見たことはあるけど、全然感じ方が違った。

人間として、普通に怖いと思った。

 

それと同時に、

女性として。

レイプや兵士たちの女性への扱いを見て。そして、売春婦としてでしか生きられなかった時代と環境。

 

少女として。

私自身、数年前まで映画の中の少女たちと同じくらいの歳で、その時にこういう経験があったと考えたら…

 

アジア人として。

同じアジア人として"被害者"と重ねて見て。

 

そして、日本人として。

過去の日本人がこんなことを実際にしていたのかと。

すごい恐ろしかった。

 

同じ人間として。

ここまで極限に人権侵害というか、残酷になれるのか。

ここまで"自分"を失い、"相手"も見えなくなる。

そうさせた戦争、国、時代、、、本当に恐ろしいし身ぶるいがした。

 

 

海外で作られた日本人が関わる戦争の映画を見たことないなあと思うから、ある意味違う視点からの戦争映画を観れたのは新鮮だった。

ただ、南京事件という日本にとって、議論になりやすい事件。

日本人の私からしたら、南京事件で日本人が虐殺や占拠したのは学校で学んだ、知っていたこと。

でも、こんなに詳細には習わなかった。

さすがに教科書で習った時は、南京事件という占拠や虐殺があった事実は習ったが、日本人は悪いことをしました、とはっきりとは書かれていないし、そう習った記憶もない。

 

映画では、悪い部分だけが描かれていたのかもしれないけど、きっとこういう凄まじい扱い方が中国人に対してされていたのは事実だろうし、映画の中で起こっていたことはなんせ私が知らないことばかりだった。

もちろん、映画に描かれていることが全てだとは思わないけれど、

教科書や私が学んできたことには偏りがありすぎる気がする。

もっといろんな視点から物事を観れるようになりたいな。

 

あまり映画で泣かない派なのですが、本当にずっと大号泣だった。この映画は。

久しぶりに映画でこんなに泣いたかもしれない。

 

戦争系や酷いのがまだ大丈夫な方はぜひ見てください。

後、これを観て単純に「反中」とならず、冷静に観れる方におすすめします。